吉田優利が満を持して米女子ツアー初挑戦へ「しっかり準備して、挑もうという気持ちが強かった」 (3ページ目)

  • PR 金明昱●取材・文 text by Kim Myung-Wook

ゴルフが一番の楽しみ

――米ツアーに出ることで周囲の反応や反響はどうでしょうか?

 思った以上にたくさんの方が「頑張ってきてね」と言ってくれています。日本でプレーする姿が見られないのは寂しいと言われたりもするのですが、そういう人たちの期待に応えたい気持ちでいます。

――結果を残す自信はありますか?

 そこまでありません(笑)。どんなシーズンになるか想像できないので、自信があるとも言えないし、一方でしっかり準備してきたので自信がないとも言えない。やってみないとわからない状態なので、どれだけ自分のゴルフが通用するのかは、今年1年を見てわかると思っています。

――今シーズン、米ツアーで学びたいことはありますか?

 日本とは求められるスキルがまったく違うと思うので、新しい技術を身につけられるかもしれない。もしかしたら意外にも日本のプレースタイルがアメリカでも通用するかもしれないし、ゴルフを変えなきゃいけないかもしれない。ある程度の想定はできるので、どうなっても自分がすぐに対応できるように準備をしています。そんなところが楽しみな部分でもありますね。

――ゴルフ以外で楽しみにしていることはありますか?

 他のスポーツにも興味があるので、いろんなスポーツを見てみたいです。メジャーリーグ、アメフト、アイスホッケー、バスケットボールとかいろんなものに触れてみたいと思っています。でも、やっぱり一番はゴルフが楽しみです(笑)。具体的にどう過ごすのかは、行ってから考えようかな。

――現地ではチームで動くのでしょうか?

 トレーナー、マネージャーと一緒に動きます。ひとつのチームで動くのも初めてなので、それも経験だと思っています。新たな環境に飛び込んで、挑戦できること自体が本当に楽しみなんです。有意義な時間にしたいです。

――言葉のほうはどうでしょうか?

 勉強はしているつもりですが、まだ足りない部分はあります(笑)。英語も積極的に会話して、覚えていければいいなと思います。

――昨年は米ツアーの先輩でもある渋野日向子選手と会食したとも聞いていますが、何かアドバイスはもらいましたか?

 有村智恵さんや渋野日向子さんは同じ事務所ですので、食事に行く機会がありました。渋野さんからは、米ツアーでの話をいろいろと聞かせてくれました。現地で一緒にラウンドできるのを今はすごく楽しみにしています。ただ、具体的なアドバイスにはついては聞けていないんです(笑)。アメリカでこれからたくさん教えてもらいたいですね。

――有村智恵さんとはどんな話をしましたか?

 昨年の冬にご飯に行く機会があったのですが、ホームステイをしてツアーを転戦していた話とか、コースや環境の違いについてたくさん話を聞かせてくれて、すごく勉強になりました。

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