右がOB、あるいは左がOBといった状況の場合、どういった意識でショットを打つことが重要か?

  • 鈴木康介●構成 text by Suzuki Kosuke

吉田洋一郎が斬る
「ゴルフのそれって本当ですか?」

photo by Kishimoto Tsutomuphoto by Kishimoto Tsutomuこの記事に関連する写真を見る世界各国の一流インストラクターに最先端のゴルフ(レッスン)メソッドを学んできた吉田洋一郎氏が、アマチュアゴルファーの「それって本当?」「正しい方法って何?」といった疑問や悩みを解決していく動画レッスン連載。第8回は、「左右のどちらかが絶対にNGな状況にあった時、何を心がければいいのか」という質問についての解決策を提案する――。

連載◆第8回
Q.片側にOBがあって、そちらには絶対に曲げられない状況の時、どんなことを心がけ、どういったショットを打てばいいのでしょうか?

A.自分の持ち球をベースに狙いを決めましょう

 コースの片側がOBになっていて、そちらには曲げられないホールでは、どう考えて狙っていけばいいのだろうか。

 吉田プロは、こういう場合こそ、自分の持ち球をベースに考えることで狙いがはっきりし、意図しないミスも出にくくなると話す。

 たとえば、吉田プロの場合は、持ち球が右に曲がるフェードボール。そのため左がNGのホールなら、左サイドギリギリを狙って絶対にフェードするスイングを徹底することで、右ラフでもOKと割り切って狙うという。そのため、絶対に体が止まって引っかけることのないよう、体を先行させていくことを意識してスイングする。

 反対に右がNGなら、ドライバーを短く持ったり、番手を下げてフェアウェーウッドで打つなど、球がつかまる要因を付加し、安全に左サイドを狙って打っていくという。

 技術的にはドローボールを打つことも可能だが、ラウンド中に持ち球と逆の動きをすることでスイングの動きが混乱しやすく、大きなミスやその後の不調につながるリスクもあるため、極力避けるそうだ。

 上のレベルを目指すうえでも、持ち球をはっきりさせ、磨いていくことは非常に重要だと吉田プロ。球を逆方向に曲げる練習も必要だが、それ以上に持ち球を突き詰めることが上達への近道なのだ。

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る