ドライバーを曲げたくない時――つまり「ボールを置きにいく」ショットはどう打てばいいのか

  • 鈴木康介●構成 text by Suzuki Kosuke

吉田洋一郎が斬る
「ゴルフのそれって本当ですか?」

photo by Kishimoto Tsutomuphoto by Kishimoto Tsutomuこの記事に関連する写真を見る世界各国の一流インストラクターに最先端のゴルフ(レッスン)メソッドを学んできた吉田洋一郎氏が、アマチュアゴルファーの「それって本当?」「正しい方法って何?」といった疑問や悩みを解決していく動画レッスン連載。第7回は、"ボールを曲げたくない"ホールでのショットを解説する――。

連載◆第7回
Q.ドライバーで絶対にボールを曲げたくない時、どういうショットを打てばいいですか?

A.アイアンの「ライン出し」の感覚で打ちましょう

 ドライバーを曲げたくない狭いホールや風が強い状況などでは、プロや上級者は飛距離を抑えつつ、方向性を重視した球を打ち、"ボールを置きに行く"スイングをする。「バント」などと表現する人もいるだろう。

 OBに悩むアマチュアにとってもぜひ身につけたいテクニック。これについて吉田プロは、アイアンの「ライン出し」と同じ技術だと説明する。

 具体的には、振り幅を普段より1~2割小さくし、フィニッシュも最後まで振り切らずにコンパクトにスイングすることで、若干飛距離は落ちるが、高さを抑えたライナー性の方向性の高い球が打てる。

 だがそのベースには、腕と体が同調した動きが必須。ダウンスイングで左脇に強く圧がかかるのを感じながら、ヘッドが走るのを抑えるように振っていくことが重要だ。

 アイアンよりもクラブの慣性が大きいドライバーでは特に、クラブの走りを抑える感覚をより強く持つ必要がある。

 ふだんの練習でも、やたらとクラブを振り回すのではなく、看板などを狙って方向性を重視したライナーを打つ練習をしてほしいと吉田プロ。それは、テクニックとしての"ライン出し"が身につくだけでなく、スイング全体のレベルアップにも非常に有効だ。

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