ゴルフでシニア入りして80台を連発。腕前が復活して気づかされたこと【木村和久連載】 (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 20年前の競技ゴルフでは、バックティーからラウンドしていました。今、そんなことをしたら、軽く100を叩いてしまうでしょう。

 扶桑CCでは、Bクラスのメンバーはレギュラーティーで月例に出場できます。こういうラクなセッティングでラウンドするから、好成績を残せるのです。

 じゃあ、競技ゴルフを復活するのか?

 会員権を買った時はそう思っていましたが、今のゴルフ環境が居心地いいので、そこは壊したくないです。昔馴染みのゴルフ仲間と冗談を言いながらラウンドし、そのなかでそこそこのスコアを出しているほうが、精神衛生上ラクです。

 たぶん、今年は競技に参加することはないでしょう。競技に出るなら、しっかり練習して臨まねばならないので、かなりの労力を使います。だから、その課題は来年以降の持ち越しとします。

ゴルフが楽しめていると、仕事もプライベートも充実してくるものなんですよねゴルフが楽しめていると、仕事もプライベートも充実してくるものなんですよねこの記事に関連する写真を見る(6)ゴルフ、仕事、プライベートの"三位一体"
 昔、ゴルフ全盛の時は仕事もたくさんあり、もちろんプライベートも充実していました。つまり、ゴルフ、仕事、プライベートは密接に関係し合う"三位一体"の関係ということです。

 去年、ふとゴルフ会員権を買ったのは、その三位一体を復活させる前兆だったのかもしれません。会員権価格が500万円(鶴舞CC)から24万円へのコストダウン。ラウンドはレギュラーティーからの仲間ゴルフを続けています。

 そして今、仕事もそれなりに充実しています。プライベートも、家族や社交、夜遊び、趣味などいろいろありますが、それも満足しています。

 だから、今のバランスのいい状態をなるべく壊さず、三位一体を保ち、ゴルフは少しずつレベルアップすればいいと思っています。

 人生は、気の持ちようでいかようにも変わることができる。そして、ゴルフは飛ばなくなったシニア世代でも、楽しく、有意義にプレーすることができるんですね。これからの人生も、ポジティブに捉えて精進したいと思います。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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