まずは正しいイメージを持つこと。三ヶ島かなが教えてくれたバンカーショットの心得

  • 古屋雅章●取材・構成 text by Furuya Masaaki
  • photo by Getty Images

悩めるアマチュアゴルファーへ
人気女子プロがとっておきのアドバイス
三ヶ島かな編
レッスン4.バンカーショットの心得

人気女子プロが、アマチュアゴルファーが抱える問題や悩みを解消してくれる実践レッスン企画。今回のテーマは、バンカーショット。「バンカーショットがとにかく苦手。球を上げようとしてトップして、目の前に土手に当たってばかり。どうしたらいいでしょう」など、33歳・男性Tさん他、多くの方から届いた悩みについて、三ヶ島かなプロが最適なアドバイスをしてくれた――。

この記事に関連する写真を見る  アマチュアの方から「なぜプロはバンカーショットが上手いの?」と、よく聞かれます。その際、私は「泣きながら練習したからだと思います」って、冗談交じりに答えています(笑)。

「泣きながら」は冗談としても、バンカーショットに限らず、ゴルフの技術の上達には繰り返し練習することが大事です。ただし、間違ったイメージを持ったまま練習を繰り返しても、上達することはできません。

 たとえば、バンカーが苦手な人は、サンドウェッジのリーディングエッジの歯の部分を、ボールの手前の砂に入れていくイメージを持っていることが多いようです。確かにボールを砂ごと運び出すバンカーショットのイメージからしたら、歯の部分から入れていくのが正解のように思えます。

 しかしそれは、トップしてホームランになるケースがとても多い打ち方になります。その理由は、歯の部分から入れようとすると、ボールに薄く当たりやすくなるからです。

 私のバンカーショットのイメージは、思いきってフェースを開いて構えたら、バンスで砂を叩くような打ち方をします。歯を砂に入れるのではなくて、ソールで砂を叩くイメージです。

 アドレスでは、スタンスはオープン、フェースもオープン、リーディングエッジはピン方向に向けて構えます。この構えができたら、上からカット軌道でドンッとソールでボール手前の砂を叩きます。

 それで、ソールのバンスで砂とボールをドーンと飛ばしていけたら、バンカーからナイスアウトできますよ。

 あと、ひと言アドバイスするなら、バンカーショットは勇気を持って思いきり砂を叩くこと。ビビッていたら(バンカーからボールは)出ませんよ。

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