2022.03.10

吉田優利、初勝利に至るまでの転機。近いうちに「勝てそうだな」と思える試合があった

  • 柳川悠二●取材・構成 text by Yanagawa Yuji
  • photo by Getty Image

吉田優利インタビュー(前編)

2018年に日本女子アマと日本女子ジュニアというアマチュアのビッグタイトルを手にし、2020年に大きな期待を背負ってプロデビューを果たしたのが、2000年に生まれた『ミレニアム世代』のひとり、吉田優利だ。およそ1年半に及んだデビューシーズンでは、昨年7月の楽天スーパーレディース、同9月のゴルフ5レディスと計2勝を挙げた。いよいよ大輪の花を咲かせようとしている彼女に、プロツアーで戦う手応えと、飛躍が期待される2年目のシーズンへの意気込みを語ってもらった――。

2021年の楽天スーパーレディースでツアー初優勝を飾った吉田優利2021年の楽天スーパーレディースでツアー初優勝を飾った吉田優利 この記事に関連する写真を見る ――12試合に出場した2020年は、最高順位が19位タイ。賞金ランキングは57位でした。コロナ禍によって2021年と統合されたシーズンとなり、終わって見ればシーズン2勝を挙げ、賞金ランキングも22位までジャンプアップ。充実の一年を送れたのではないですか。

「2020年を終えた段階で、"フィジカル面の絶対的なアップ"というのが大きなカギでした。もちろん、戦えない身体ではなかったと思うんですけど、毎週しっかり戦える体力と、一日18ホールを回っても翌日にちゃんと疲労回復できるような体力が(当時は)まだありませんでした。そこを、2020年のオフに強化できたと思います」

――トーナメントを転戦する生活のリズムをつかめた、ということでもあるのでしょうか。

「なんとなく、どういうふうに移動して、どういう生活をすれば、疲労を残さずに戦えるか知ることができたのは大きいです」

――昨年もこの時期にお話をうかがったのですが、「波のない選手になりたい」とおっしゃっていたのが印象的でした。

「そうですね。ただ、昨年の後半戦は調子を落としていて......。そして、最終戦まで完全に復調するまでには至りませんでした。そこは、悔いの残るシーズンでしたね。今年は後半戦も活躍できるようにしたいです」