【木村和久連載】ビギナーが急増する一方で、ベテランゴルファーに見られる意外なラウンドスタイル (4ページ目)
じゃあ、たったひとりで回れる方法はないのか?
実は「そんなマーケットは成立するのか?」と思って、試しにやってみたコースがあります。
千葉のマグレガーカントリークラブです。同コースでは、早朝と遅い時間帯に「1人ラウンド完全セルフプレー」を実施しています(平日は約1万円)。
これが結構な人気で、予約がほぼ埋まってしまうとか。
よっぽど自分の打っている姿を見せたくないのかなぁ? なんて思ったりしますが、ゴルフに集中したいとか、人との会話が面倒くさいとか、プライベートを探られたくないとか、いろいろと理由はあるのでしょう。
ひとりでのラウンドってどんな感じなんですかね...。illustration by Hattori Motonobuこの記事に関連する写真を見る この"完全1人ラウンド"は、他のコースでもちらほらやり始めています。
コース側は採算がとれているのかというと、2サムぐらいの利益は出るとのこと。というのも、通常7~8分間隔でのスタートがひとりプレーだと3~4分間隔でできるからです。
それに、4人ラウンドと変わらぬ乗用カート代もしっかりとっているので、十分に儲かるそうです。
ひとりゴルフは気楽なうえ、サボろうと思えば、延々サボり放題。このホールは苦手だからと、パターだけにしよう、といったことも可能。スコアなんて、いくらでも誤魔化せます。
けれども、実際にひとりラウンドでしている人は、わりとベテランでゴルフに精通している人が多いんだとか。つまり、ストイックに"アンクル・パー"(仮想の対戦相手)と戦うタイプが多いみたいです。
自分もひとりラウンドを楽しめる精神領域に入ってみたいなぁ。いつか、そういう気分になったら、行ってみますね。
木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。
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