百花繚乱の女子ツアーにあって、今年の飛躍が見込まれる若き精鋭たち (5ページ目)

  • 古屋雅章●構成 text by Furuya Masaaki
  • photo by Getty Images

安田祐香(20歳)
やすだ・ゆうか/2000年12月24日生まれ。兵庫県出身。身長163cm。血液型O。ツアー優勝0回。2020-2021シーズン賞金ランキング61位(獲得賞金855万6266円)

 安田選手は、アマチュア時代はナショナルチームのメンバーで、オーガスタナショナル女子アマチュア選手権にも出場するなど、ジュニア時代から海外の試合経験が豊富なプレーヤーです。

 トップで大振りすることなく、スイングは非常にコンパクト。それでも十分に飛距離が出ます。アイアンのコントロールショットがうまく、いろいろなライからのショットにもそつなく対処できる、ショットメーカーです。

「プラチナ世代」の中では、アマチュア時代はトップを走っていた感じですが、プロ入り後はやや後れを取っている印象があります。技術面では他の選手に引けをとらないので、課題となっているのは体力面かな、と思います。

 プロゴルファーに求められるのはまず、連戦に耐えうる体力です。春から冬場の入り口にかけてツアーを戦うことになるので、コンディションの持っていき方も大事になります。

 昨年、彼女は頸椎捻挫で試合を離れるという、残念な時期がありました。体重増を含めた"体を作る"ということにも、重点を置いて取り組んでほしいなと思っています。

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