西村優菜「ゴルフをやめたい」。そこから「面白い」に変わった転機とは? (4ページ目)
――今年1年の目標を教えていただけますか。
「複数回優勝と、賞金ランキングのトップ5以内を目指します。まだまだ足りない部分はありますが、シーズンに入ってからもいろんなことを勉強して、吸収して、その次の試合に生かしていきたいです」
――長期的な目標などはありますか。
「海外メジャーで優勝するというのが、最終的な目標です。そこに、少しでも近づけるような1年にしたい。これまでは海外メジャーというか、海外ツアーというのは遠く感じていたんですけど、(昨年の経験によって)一歩近づいたと思って、練習にも取り組んでいます。そして、さらにスキルアップ、ステップアップしていければいいと思っています」
――ということは、米ツアー参戦も視野に入れているのでしょうか。
「若いうちに米ツアーに行きたいとは思っていたんですけど、(昨年末の)全米女子オープンに出場して、米ツアーに参戦するというよりは、"海外メジャーを勝つためにアメリカに行く"という考え方のほうが、私には目標に近づきやすいのかな、と。まずは日本で経験と優勝を積んでからかなと思っています」
――海外メジャーを勝っている日本人選手は、樋口久子氏と渋野日向子選手のふたりだけ。渋野選手とは一緒の組でラウンドすることもあると思うのですが、他の選手との違いを感じるところはありますか。
「常に前向きにゴルフと向き合っているんだろうな、というのは感じますね。それでいて、淡々とプレーする。いい意味で、神経質になりすぎないことが大事なのかな、と学ばせてもらっています」
西村優菜(にしむら・ゆな)
2000年8月4日生まれ。大阪府出身。身長150cm。血液型O。『黄金世代』に続く『プラチナ世代』の注目選手のひとり。昨年からツアー本格参戦を果たし、樋口久子 三菱電機レディスで早くもツアー初勝利を飾る。2020-2021シーズン現在の賞金ランキングは7位(獲得賞金4796万4000円)。
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