【木村和久連載】今夏、ゴルフ場に神風?ゴルフを始めた若者を逃すな (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 BS放送の女子ゴルフの番組では、出演している女子ゴルファーのミニスカ着用率は80%を越えています。ゲレンデ効果ではありませんが、ミニスカ女子はゴルフ場に映えて、可愛く見えますから、そういったテレビを見ている若い女子は、ゴルフをするならミニスカートを穿いて当然、と思っているかもしれません。そうなると、コースがどんどん華やいでよろしいんじゃないですか。

◆ビギナールール&マナー
 ビギナーのラウンドにおいては、コース側が独自の「ビギナールール」を設けて、それに準じてプレーしてもらう、という試みもしてほしいですね。そうすれば、他のお客さんも助かると思いますよ。

 一番大事なのは、プレーの進行ですからね。そのために、ビギナーの方々には予めボールをプレゼント。ボールをなくしたら"ロストボールとしてワンペナ"で進行してもらう。ボール探しも、せいぜい1分くらいにしてもらいましょう。

 加えて、前進3打or4打ティーのないOB杭はワンペナ扱いにして、やる気が失せる大叩きを防ぎます。その意味では、スルーザグリーンではオール6インチプレースは当たり前。ディボット跡からは出して打ってもらいましょう。これも、ビギナーには当然の処置でしょうね。

 ショット後にディボット跡が出来た時の目土の処理は、砂袋は一応各自カートに積んでおくとしても、強制しすぎないほうがいいでしょう。やれればどうぞ、くらいにしておきますか。

 さらに、ビギナーはパットで時間がかかる場合が多いので、半径70cmくらいの円をカップ周りに書いておいて、その円の中に入れば自動的にオーケーでいいんじゃないですか。たまに、オーケーの判断で議論する人がいますから、そうしておけば、スコアアップと時間の短縮につながります。

 さほどうまくないアマチュアは、自分がコースに行っていいんだろうか? (周囲に)迷惑をかけてしまうんじゃないか? と悩みがちです。そこを、コース側がうまく汲み取ってあげるのが大事かと。

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