【木村和久連載】シブコ効果!?
ゴルフファッション新時代の男性対処法
専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第234回
アマチュアゴルファー700万人のみなさん、連日ラウンドに明け暮れ、ファッションどころの騒ぎじゃないと思いますが、たまには「外見を気にしてほしい」と思う、今日この頃です。
だいたいロストボールを大量に使っているみなさんが、一着2万円もするようなポロシャツを着て、全身をブランド品で固めたフルラインナップでそろえるなんてことはしないでしょ。
たとえば、とあるオヤジがポロシャツを10枚持っていたとしましょう。そのうち3着ぐらいは、勢いで買った有名ブランドものとか、リゾートコースに行った友だちがお土産でくれたオシャレなものだったりします。そういうポロシャツは、大きなコンペで見栄を張る時など、礼服みたいな扱いで着用しているんだと思います。
ほか、通常のラウンドでは、近所のディスカウントストアで買った、襟がペナペナのポロシャツを着て誤魔化しています――って、みんな、そんなもんだってば。
ところが最近、オヤジのゴルフファッション界にも異変が起きて、少しずつ様変わりしています。どんな変化なのか、順を追ってみていきましょう。
(1)「ジブコブーム」でゴルフファッション復活
渋野日向子選手が着ているブランドは、老舗アパレルメーカーの『ビームス』です。つまり、総合ブランド&セレクトショットが、ゴルフウエアに参戦しているのです。
だから、スポーツブランド系以外のポロシャツが脚光を浴び、カラフル化に拍車がかかっているんですな。そうなると、ゴルフウエアを街で着こなす人が増えます。
また、ワールドカップが日本で行なわれたばかりで、ラグビー熱もまだ続いていますよね。とすると、冬場はラガーシャツを着込んでラウンドする人も出てくるかもしれません。
ゴルフウエアは、基本ポロシャツ着用ですが、そもそも『ラコステ』が開発したテニスウエアです。要は、テニス用のポロシャツを着てラウンドしても、何ら問題ないわけです。極論を言えば、襟がついていれば、ほぼオーケーです。
というわけで、ゴルフブームが続けば、カジュアルファッション全体が活気づくのです。
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