【木村和久連載】ベストシーズンが激減。ゴルフをいつ、どう楽しむ? (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 なにしろ、ラストコール杯やクリスマス杯が終わったと思ったら、10日後には新年杯があるんですから。そりゃ、身も心も休まらないでしょ。そこでまた、新しい手帳へと更新されて......これはもう、ほんとキリがありません。メンバー手帳、恐ろしや~。

 こうしたことを踏まえて、シーズンスポーツの"裏技"みたいなことを考えてみます......って、ここからが本題ですよぉ~。

(1)名門コースはオフシーズンが狙い目
 真夏は、名門コースが夏季料金で安いです。日頃、プレーできないコースで「メンバーが避暑中にラウンド」って、なんかさもしいですな......。

 でも、名門コースのメンバーさんも、通常はプレー料金が高くてビジターの方々を誘いづらいのです。こっちの経済事情を考えてのお誘いは、素直に喜んで受けましょう。

 料金は、トップシーズンだと平日でおおよそ2万8000円ぐらいのところが、オフシーズンであれば1万9000円ぐらいでしょうか。トップシーズンの土日料金は聞かないほうがいいです。腰を抜かしますから......。

(2)オフシーズンのリゾート地も穴場
 北海道によく行きますが、某有名なゴルフ場では、夏場の最盛期には プレー代だけで4万円弱はします。でも、4月末や10月末になると、ツアーで申し込めば、エアーとホテル、ラウンドが付いて、4万円程度です。プレー代だけなら、1万円ちょっとでしょうか。これはもう、オフシーズンに行くしかないですね。

 沖縄も同様です。冬は冬でゴルフ客が押し寄せますが、1月~2月、10月~11月は飛行機代が安いので、ツアー料金であれば、ピーク時の半額程度になります。

 北海道や沖縄でのラウンドは、そこらへんが狙い目です。

(3)休むこともゴルフ
 ベストシーズンが減っている今、2~3カ月でいいから、ゴルフを休んでみるのはどうか、という提案です。そもそもプロのトーナメントには、シーズンオフがあります。なのに、アマチュアが休まないのは解せません。

 石川遼選手だって、冬場はスキーをやって足腰を鍛えています。野球もしかり。だいたいプロ野球選手のオフのお遊びが、ゴルフですから。

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