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【木村和久連載】こんなコースは
ちょっと...。勘弁してよ「あるある」 (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

(4)パー71のコース
 設計上の都合で、パー71になったんですね。そういうコースだと、プレーする前に「ベストスコアを更新したとき、堂々と言えない」などと文句を言う人がいますが、ベストスコアの更新は人生のなかでもそんなにないですから、ご心配なく。

 それに結局、実際にラウンドを終えると、「パー71のおかげで99。100を切れたよ」って喜んでいる人が続出します。

 本当はパー72のコースで、キリよくラウンドしたいところでしょうが、パー71のコースは滅多にないので、それはそれで楽しみましょう。ハーフなら、4オーバーで30台を出せますよ。

(5)練習場の設備がイマイチ
 コースはいいけど、練習場がパッとしないというゴルフ場は結構あります。

 何より驚くのが、練習場のマットが摩耗して、人工芝がすっかりはがれてしまっていること。さらにひどいと、打たれすぎて、マットが凹んでいるとか。そういうマットで打てば、確かにいい練習になるかもしれませんが、ラウンド前に技術の向上を図る必要はありません。マットは消耗品ですから、時期が来たら取り換えてほしいですね。

 ついでに言うと、練習マットが擦り減っている練習場は、ゴムティーの数もそろっていません。ドライバーを打とうとして長めのティーを探すのですが、そのティーがないときがよくあります。

 仕方がないので、隣のマットから拝借して打ったりしますけど、そもそもティーの絶対数が足りないわけですな。おかげで、空いているときはいいけど、満員になるとドライバーが打てない、なんてこともあります。

 マットとティーぐらい、ケチらずに備えておいてください。

(6)コースは動物や植物のものだった
 もともと動物たちの"遊び場"だった場所にゴルフ場を造ったわけですから、確かに人間はあとから来た"よそ者"なんですよ。とはいえ、程度ってものがありますよね。

 動物の糞があちらこちらに散らばっていたら、さすがにうんざりします。あと、モグラやイノシシが夜中に出てきて、いたるところを掘り返していたりして......。

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