【木村和久連載】今どき「ハマトラ」?
ここが変だよゴルフウェア (2ページ目)
だから、ゴルフ場でショッキングピンクや赤のミニスカを穿いた女性を見つけて、さりげなく顔を覗いてみると、すげぇオバさんだった!?ってことがよくあります。この高齢で派手なファッションの原点は、今は亡き帝人の社長夫人、大屋政子さんじゃないかと思います。確かにゴルフ場には派手なウェアを着たオバさま方が結構いらっしゃるんですよね... そんなわけで、ゴルフウェアを扱っている大きなショップに実際に行ってみると、面白い現象に出くわします。
たとえば、海外の有名ブランドや、国内でも結構お高めな、ポロシャツやパンツが軽く1万円以上して、トータルコーディネートで5万円ぐらいするブランドは、同じフロアにまとまっています。
つまり"デブ出入り禁止エリア"を設けているのです。ブランドイメージが下がるから、デブは着ないでください――そう、やんわりと諭しているんですな。
逆に別のフロアやブースでは、ポピュラーなブランド、あるいは総合カジュアルメーカーがそろっていて、そこではでっかく値段を掲げて、「デブ、ウェルカムだよ」と迎えてくれます。
"デブ、ウェルカム"エリアでは、ゴルフ専門のブランドは少なく、総合衣料ブランドのポロシャツやパンツが勢ぞろいしています。その中でも、オヤジが好むのは『GAP』や『エディー・バウアー』などですが、最強はやはり『ユニクロ』です。
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