2019.01.10

【木村和久連載】今どき「ハマトラ」?
ここが変だよゴルフウェア

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第187回

 以前、ゴルフウェアの取材で大きなショップに行ったのですが、自分に合う服のサイズがなくて、愕然としました。

 そのショップは、有名ブランドをそろえている最先端ファッションの店でした。そこで、ウエストが92cmのパンツを探したら、なかったのです。一番大きいサイズでも、せいぜいウエスト85cmぐらいでしたか。

 ポロシャツも最大でLサイズですから、それを試着するとヘソが見えそうで……。それは、自分の腹が出ているからなんですが。ほんと、すみません……。

 これじゃあ、無理やり我慢して着用したとしても、ドライバーで打った瞬間、パンツもシャツも破けてしまいそうです。ちょっと欲しいなぁと思ったのですが、泣く泣く断念しました。実は値段も高かったので、逆にサイズが合わなくて、ホッとしている部分もありましたが……。

 それにしても、お洒落なゴルフウェアって、現実の客層とだいぶかけ離れていますよね。ポスターに起用されているモデルさんは、たいがい20代後半のイケメン。体が細くて、しかもゴルフがうまそうです。生物学的&経済的に見ても、そんな人なんて、石川遼選手以外いないじゃん!?

 そのうえ、20代前後の若くてきれいな女の子を連れて一緒に写っていますからね。ゴルフ場で、そんなに若くて、きれいで、ゴルフが上手な子なんて、見たことないですよ。貴重性で言えば、イリオモテヤマネコ級です。

 かつて、女性ゴルフ誌の方とお話したことがあるのですが、事実、女性ゴルファーの多くは40歳以上で、30歳代はチラホラいるけど、20代は非常に少ないと言っていました。

 そうして、ゴルフ場にいる多くの40歳以上の女性は”昔取った杵柄”なのか、当時のフリフリで派手なファッションを引きずっているんですよね。ぼんぼりのついたハイソックスって、”ハマトラ(横浜トラディショナル)”かよ~。