2018.12.28

完全撤退を考えていたアン・シネ。
それでも日本のQTに参戦したわけ

  • 金明昱●取材・文 text by Kim Myung-Wook
  • photo by Getty Images

 2017年春、初めて日本女子プロツアーに参戦した”セクシークイーン”アン・シネ(28歳/韓国)。今年も日本ツアーの試合に出場し、スタイルのよさを強調したウェアを颯爽と着こなして、男性ファンを魅了した。ラウンド中は多くのファンが彼女の組を追いかけ、ラウンド後はサインに応じる彼女の前に長蛇の列をなした。

 昨年は『Yahoo!検索大賞2017』のアスリート部門を受賞。今年に入っても人気は衰えず、5月には大胆な水着姿を披露した写真集も発売した。”アン・シネブーム”は、ひとつの社会現象になったと言える。

日本ツアーでの活躍が期待されるアン・シネ とにかく、彼女はプロとして、ギャラリーを楽しませる術を心得ており、話題を欲するメディアへの対応も申し分なかった。試合のラウンド後、必ず行なわれるメディア向けの囲み取材では、「明日のウェアは何色?」と問われることが恒例となり、アン・シネ自身、その質問に快く答えていた。

 しかも、そのときの彼女はリップサービス旺盛だった。「明日は情熱の赤(のウェア)で」とか、「明日はミステリアス(色合い)に」などと、あらゆるメディアの見出しになるような回答を必ず用意していた。

 そうした取材対応や立ち振る舞いを見ていると、彼女は自分の置かれている立場を熟知していることがわかる。その分、自分の見せ方がうまいのだ。