2019年、ゴルフ界は新時代に突入。ルール変更で何がどう変わるか
2019年1月1日から、ゴルフの新ルールがいよいよ施行される。
新ルール移行への準備期間は特になく、年明けからプロも、アマチュアも、すべてのプレーが新しいルールのもとで行なわれる。プロのトーナメントとしては、1月の第1週にハワイ州マウイ島で開催されるPGAツアー、セントリー・トーナメント・オブ・チャンピオンズ(1月3日~6日)が新ルールで実施される世界で最初の大会となる。そのため、同大会への注目度は日に日に増している。
そもそもこの新ルールは、減少するゴルフ人口に歯止めをかけて「もっとゴルフをエンジョイしよう」という考えがあってのこと。そこから、「ゴルフをよりわかりやすく、簡単に」というコンセプトのもと、ゴルフのルールを司るR&A(ロイヤル・アンド・エンシェント・クラブ・オブ・セント・ アンドリュース。英国ゴルフ協会)とUSGA(全米ゴルフ協会)が数年に渡って、これまでのルールを検証・解析。と同時に、プロ、アマ問わず幅広く話を聞いて、それらの意見も盛り込んで作成された。
その結果、本当に多くのことが変わる大改革となった。
2019年から、ゴルフのルールが大幅に変わる さて、その新ルール施行を目前にして、ゴルフ界は大忙し。R&A、USGAの競技委員たちは世界中に飛んで、各ゴルフ団体に新ルールの講習を行なっている。アメリカ国内でも、大学ゴルフ部のコーチなどを集めてレクチャーを行なったが、その会場には過去最大の人数が詰めかけたという。
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