卒業目前のプロ転向に懸念。PGAツアーが「ドラフト制度」導入を検討 (4ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 1996年、全米アマ3連覇を達成したタイガー・ウッズ(アメリカ)が、スタンフォード大を卒業せずにプロに転向。以来、"学士プロ"になるよりも、いち早くプロの道を選択する学生選手が増えている。

 プロとして成功すれば"学位"は不要なのかもしれないが、客観的な意見として「あと数カ月待てば、せっかく得られる学位があるのに、それをふいにしてしまうのは非常に残念な選択」という声も少なくない。

 ゴルフ界の"ドラフト制度"に"卒業"が条件になるかどうかもまだわからないが、同制度によって、学業とスポーツに専念したのち、プロの舞台がその後に保証されているとなれば、学生にとって、大きな目標となることは間違いない。

 PGAツアーの改革は、プロを目指す学生たちに"新たな光"をもたらしてくれるかもしれない。

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