日本女子ツアー最終局面。賞金女王争いの渦中にある3人の胸の内 (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • 古屋雅章●協力 cooperation by Furuya Masaaki

「あと4試合しかないですけど、当初の予定どおり、年間5勝を目標(現在3勝)にして戦っていくだけ。最終戦の(メジャー大会である)LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップと、あと1試合勝てれば......。

 賞金女王は、あとからついてくるもの。年間で一番安定していた人っていうことじゃないですか。今季の自分は......、安定感はなかったなって感じですよね(笑)。でも、調子のいいときにうまくはまって3勝できたということは、成長はできているのかな、と思います。

 上位との差は、やっぱりショートゲームになるのかなと思いますね。また、自分が得意とするショットも、まだまだ一番にはなれていない状態。自分でショットメーカーと言うわりには、パーオン率も悪いですから(※ツアー15位。10月30日時点)。

 ピンを狙いつつ、グリーンにオンさせるショットをさせないと、と思っているんですけど、(セッティングによって)ピン位置を振られたときに、グリーンを外すミスが出てしまう。来年は、そういったパーオン率とか、ショットの精度を上げていきたいと思っています」

 すでに来季に目を向ける成田だが、2020年の東京五輪を見据えて、賞金ランキング2位の座はまだ諦めていない。

「(東京五輪まで)もう日がないので、ガンガン世界ランキングの順位を上げていかなければいけない。そのためにも、来年は海外メジャーのすべてに出場したいと思っています。

 それで、賞金ランキング2位までには入っておきたいな、というのはあります。2位に入れれば、(来季の海外メジャー初戦の)ANAインスピレーションにも出られますし。だから、これからの目標は、あと2勝」

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