【木村和久連載】シニアゴルファー「俺も昔は飛んでいた」問題の深層 (4ページ目)
はたして自分は、今の年齢に合ったゴルフをしているのだろうか。自問自答して、今後のシニアゴルフの戦略を考えてみます。
例えば、こんなのはどうでしょう。
◆ドラコンは狙わない
どうせナイスショットをしても、210ヤードがいいところだから、諦めます。
◆ニギリをなるべくしない
昔は相手に言われるがままに挑戦を受けていましたが、今ではごく近しい人と、マジでお茶代ぐらいしかニギリません。ニギらなくても、ゴルフは十分楽しいって知りました。
◆スタートは遅めにする
何事もゆっくりと、時間に余裕を持つことが大事です。朝食をとり、トイレを済ませて、練習もやって、体をほぐしてからプレーするのが健全かと。
◆ドッグレッグや池越えなど、際どい場面はすべて刻む
これは、これまでのゴルフで存分に学習してきました。
◆ミドルホールで2オン狙いは380ヤードまで
昔は400ヤードまで2オンを狙って、たまに乗っていました。今や2オンを狙えるのも、380ヤードのミドルがいいところかなぁ。
◆90台のスコアなら満足
ごくたまに80台が出れば、なおさらいいですが......。
そして、最後に一番大事なことは、これです。
「100を叩いても、自分を許す」
ゴルフ人生は100叩きに始まって、100叩きに終わるんですよ。
「ウエルカム、100叩き」です。頻繁に100を叩く年齢に「とうとうなったかぁ」と、そういう自分を優しくいたわりましょう。
「昔は70台も出したんだぞぉ~」って、それ言っちゃ、さっきの"昔自慢オヤジ"と一緒になってしまいますがな。そこは、黙して語らず、ですね。
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木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。
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