【木村和久連載】名誉を永遠に。アマチュアゴルファーに「段位」を! (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 それでは、こういうのはどうでしょうか?

 アマチュアのハンデは、従来どおりのシステムを残して、流動性のあるものにする。ただその他に、最高ハンデを段位制にして、名誉を永久に称えるってものです。

 段位制では、最高ハンデ「9」を初段にします。そして、ハンデ「8」が二段、ハンデ「7」が三段......といった具合です。その反対側も、ハンデ「10」が一級、ハンデ「11」が二級、ハンデ「12」が三級......と、以下ずっと、ハンデに合わした級を与えていく感じです。

 今の私なら、オフィシャルハンデ「18」、ゴルフ段位が「初段」ということになります。

 これなら、いいなぁ~。なんかうまくなったような気がして、今までの努力が報われたような気がしてきます。

 ゴルフは西洋のスポーツですが、日本では他の「道」を究めるものと同様、「ゴルフ道」として扱ってあげればいいのです。人間、死ぬときは「黒帯」の段位で終わりたいじゃないですか。日本の武道のシステムは、非常に人間的な優しさに包まれているように思います。

 航空会社のマイレージシステムでは、いっぱい飛行機に乗った人は優先的にラウンジを使えたり、優先的に搭乗できたりと、至れり尽くせりです。

 同じように日本のゴルフ界も、トータル500ラウンドした人は名誉シングルを与えるとか、割引プレーができるとか、なんかやってくださいよ。大きなゴルフチェーンなどでは、ポイント制をやっていますが、JGAなども絡んで、もっと大掛かりに、いろいろなサービスを仕掛けていってもいいと思うんですが......。

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