谷原秀人効果か? マスターズとは一変、松山英樹がノビノビしていた (4ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 マスターズは終わってしまったが、今季の戦いはこれから。松山は、改めて気持ちを引き締め、今後に向けての抱負を語った。

「メジャーはまだあるし、プレーヤーズ選手権も、メモリアルトーナメントもある。(6月の)全米オープンはすぐだし、全英オープン(7月)も近い。試合はどんどんあって、待ってはくれない。しっかりと試合に合わせてやっていきたい」

 次戦は、「第5のメジャー」と呼ばれるプレーヤーズ選手権(5月11日~14日/フロリダ州)に出場する。今回のチューリッヒ・クラシックで見せたような、肩の力を抜いたプレーを続けられたら、また違った松山のゴルフが見られそうな気がする。その活躍に注目したい。

 一方、今季は米、欧州、日本と3つのツアーでプレーする谷原。今大会を終えた時点で、世界ランキングは51位に後退した。50位までに与えられるプレーヤーズ選手権の出場資格は惜しくも手にすることができなかった。それでも、松山と4日間をともに戦ったことは、谷原にとっても大きな経験となった。

「英樹とこれだけ一緒にいることはなかなかないんですが、本当に楽しかったし、(松山のプレーを)間近で見られてすごく勉強になりました。自分に足りないものがいっぱいありすぎて、何からやっていけばいいかわからないんですけど(苦笑)」

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