谷原秀人効果か? マスターズとは一変、松山英樹がノビノビしていた (2ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 迎えた今大会、松山は「チーム戦だから、少しお祭り気分で楽しんでプレーしたい」と試合前には話していたが、いざ戦ってみると、意外とチーム戦ならではのプレッシャーを感じてプレーしていたという。

 ティーショットが不安定だった松山。片や、谷原はパッティングがなかなか決まらなかった。その結果、大会では今ひとつ爆発力に欠けていた。

 初日のフォアサム(ひとつのボールを交互に打つ)は、3アンダー11位と好発進した。2日目のフォアボール(ふたりのうち、いいスコアを採用する)では、松山がイーグルを奪って盛り返したが、3日目のフォアサムで「75」として大きく後退。最終日は、優勝争いとはかなり遠いところでプレーすることになった。

 松山は自分のプレーが不甲斐なかったとして、こう振り返った。

「やっぱり、難しいなと感じました。もうちょっと自分がスムーズなプレーをして、ティーショットも真っ直ぐ打つことができればよかったんですけど......。なかなかグリーンをとらえられなくて、(谷原に)プレッシャーをかけてしまった」

 そういう中でも、松山には得たものがあったという。ペアを組んだ谷原から受けた影響だ。

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