まだまだ勝つ松山英樹。あとはそれが「マスターズ」にハマるかどうか (2ページ目)

  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko
  • text by Sportiva

「コースとの相性がいい? なんでいいプレーができているのか、自分ではちょっとわからない。勝手にスコアが出てくれている感じ。そういう意味では、相性的にはいいんでしょうね。とにかく今日は、ショットがグリーンをヒットしていた。それがよかったと思います」

 2日目、3日目も「68」とスコアを伸ばした松山。ただ、首位との差は4打差に広がって、連覇に向けてはやや厳しい状況となった。

「(2日目は)初日と同じで、いいところもあれば、悪いところあったという感じですね。パットについても、う~ん......もうちょっとかな、と。悪くはないと思うので、明日からは入ってくれることを祈ってプレーしたい。

(3日目は)アイアンショットに関してはだいぶよくなってきたかな、と。ただ、ティーショットとパッティング、アプローチもそうですけど、そこら辺が少し足を引っ張っている感じがある。でも(トップと)4打差なら、まだ(優勝の)チャンスはあると思う。そのためにも、明日はミスをしないで(スコアを)伸ばしていけたらな、と思います」

 首位と4打差の3位タイで迎えた最終日。松山は前半からショットが冴えた。3番パー5でイーグルを奪って勢いに乗ると、5番でもバーディーを奪取して前半だけで3つスコアを伸ばした。後半に入っても、トップの安秉勲(アン・ビョンフン。25歳/韓国)がスコアを落とす一方で、松山は13番、15番でもバーディーを決めて、ついに単独首位に立った。

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