【木村和久連載】ゴルフの「三大疾病」はどうやって治せばいいか

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第91回

 日本人の死亡順位で多いのは、ガン(悪性新生物)、急性心筋梗塞、脳卒中で、これを俗に「三大疾病」と言います。生命保険に入るときは、欠かすことのできない、特約条項となっています。

 実は、ゴルフの世界にも大叩きしてしまう"三大疾病"があります。まあ、私が勝手に作ったのですが、みなさんも思い当たるフシがあるでしょう。ここで、冗談を交えつつ、紹介していきたいと思います。

 ゴルフで悪いスコアを出す場合、万遍なくダボのオンパレードになるのは、稀(まれ)です。普通はハーフに1、2回ぐらい"ビッグイニング"と言いますか、トリプルやダブルパーが出る場面があります。そこで、スコアがガラガラと崩れ落ちていく――ナイアガラ音頭ぉ~、と"大叩詠一(おおたたき・えいいち)"先生の出番となります。

 今までの体験学習上、大叩きするパターンはだいたい決まっています。まずは、これです。

◆林間コースでキンコンカン

 昔はよくやったものです。

 今しがた、あなたはドライバーのティーショットを曲げて、林に打ち込んだではありませんか。にもかかわらず、効率よく林から脱出するために、前方にどこか空間はないかと、血眼になって探している。グリーン方面へボールを出し、そこから絶妙のアプローチで寄せワンパーを取ろうと、夢は枯野を駆け巡り中です、って松尾芭蕉かよ~。

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