「記憶にないほどいい内容」。石川遼がつかんだ米ツアーで戦うショット (3ページ目)

  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko
  • text by Sportiva

 最終日もパッティングに不安を抱えたままだったが、インスタートの18番でイーグルを奪うなど、「68」の好スコアをマーク。その成績には、石川自身、満足しているようだった。

「普段のラウンドに比べたら、フェアウェーに行く回数が多かった。こういうゴルフをすれば、この(難しい)コースでもアンダーでプレーできるのかなと思いました。先週も言いましたけど、(セカンドを)フェアウェーから打てれば、チャンスだなって思えるし、ゴルフの景色が違って見える。ドライバーがいいというのは、本当に大きい。

 ショットも、PGAツアーで4日間、ここまでいい内容でできたのは記憶にない。新たなことに取り組んでいて、それが自分でもいい方向にいっているのかなと思う。これを、これから何カ月も続けていけると、楽しみ。また、フェアウェーからの残り100ヤード以内はずっとサンドウェッジを使って、いろいろと試してきましたが、ようやく距離感に自信が持ててきた。すべては技術だと思う。それが、自信につながっていく」

 年が明けて2戦を消化した石川だが、この2戦でかなりの手応えをつかんだことは間違いない。今の出来なら、シード獲得だけでなく、ツアー初優勝も期待したくなる。

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