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今の松山英樹は、絶頂期の
タイガー・ウッズによく似ている (4ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 とはいえ、2位も、3位も、重要な意味を持つことがある。現にウッズはこうも語っている。

「勝てないこともあるけれど、最終日のバックナインで優勝できる位置にいることが大事。その位置にいられたら、たとえ勝てなくても、その意味はとても大きい」

 SBSトーナメント・オブ・チャンピオンズで、松山は勝利を逃した。だが、残り5ホールの時点で首位と5打差がありながら、一時1打差まで詰め寄ってドラマチックな戦いを披露した。その意味は、とても大きい。

 今週、松山は不得意とするソニー・オープン(1月12日~15日/ハワイ州、ワイアラエCC)に挑む。過去4度出場して、3度予選落ち。2015年大会では予選通過を果たしたものの、3日目に足切りとなって最終日には駒を進めることができなかった。

 おそらく、PGAツアーの中で松山が最も苦手とするコースだろう。それでも、今年はその舞台で再び戦うことを決めた。きっと「出るからには優勝を目指す」と思っているに違いない。

 絶好調の今、松山はどうやってワイアラエCCを攻略していくのか。楽しみな1週間がまた始まる。

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