由緒正しい禅寺で育った「和風美人」ゴルファー、辻梨恵の魅力 (2ページ目)

  • 古屋雅章●文 text by Furuya Masaaki
  • photo by Getty Images

 ゴルフを始めた中学校1年生の1年間は、スクールに入って週2回のレッスンを受けていたが、正直、嫌々やっていたという。それが2年生のとき、現在のコーチでもある三觜喜一(みつはし・よしかず)プロに出会って、3年生になると「70台」をマーク。大会でも好成績を収めるようになって、真剣にゴルフに取り組み始めた。

 そして、関東中学校ゴルフ選手権で個人優勝。高校は、ゴルフの強豪・埼玉栄高校に進学した。高校時代も、同期に渡邉彩香(22歳)、ひと学年下に江澤亜弥(22歳)らがいて、各大会でともに活躍。高校3年のときには、全国高校選手権で団体優勝を飾っている。

 高校卒業後、2012年にプロテストを受けるが、最終日に「78」を叩いて不合格。それでも、QTで出場権を得て、2013年からツアーに参戦。プロテストも昨年、2度目の挑戦で合格した。

「癒し系」と言われることについて、本人はどう思っているのだろうか。

「雑誌のタイトルとかでも"癒し系"とされることがよくありますけど、"癒し系"自体が何なのか、自分ではよくわからないんですよね。それでも、プロアマなどで一緒にラウンドすることが多いオジサマ方には、どちらかというとウケはいいのかな、と思います(笑)」

 実際、自らの性格についてはどう分析しているのか。

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