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【木村和久連載】アマの夢。
「80台」を出すための4つの戦略 (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 刻みは、ドライバーより正確に打てるクラブで刻むわけで、「オレ、スプーンは苦手なんだよ」って方は、それも使ってはいけません。自分なりにある程度自信を持っていて、真っ直ぐに打てるクラブが刻みで使うクラブです。それが5番アイアンでもいいんです。刻んだのにボールを曲げては、意味がないですから。

(2)林からはボールを1回で出す
 林にボールが入ったら、とにかく真横でいいから出す。過去、できるだけグリーンの近くを狙って、なんぼ痛い目に会ってきたことやら。

 あと、横にボールを出すと、「これを乗せて、1パットでパーが取れる」って、みんな希望的妄想をするんですよね。しかし、現実は厳しい。ありがちなのは、その3打目もグリーンを外して、4打目も寄せ切れず、結局2パットしてダボってところでしょう。

 そこはもう、"林にボールが入ったら、ダボを覚悟する"こと。最悪の状況を想定してプレーすると、気が楽になり、力みも減って、案外ボギーで上がれることもあります。

(3)アプローチはかっこ悪くていい。とにかくグリーンに乗せる
 グリーンまで残り30ヤード。サンドウェッジで「フワッと打って」、あるいは「スピンを効かせて」なんて思ってやるから、ミスをするんです。もちろん、芝の状態を見て、ライがいいときは狙ってください。

 けれども、ちょっとでも打ちづらいときは、9番アイアンで転がしたり、パターを使ったりして、とにかくグリーンに乗せる。ざっくりやトップしそう......そんな予感がしたら、なおさら転がしです。

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