2016.06.05

女子ゴルフ・野村敏京、ブレイクの理由。「今年は韓国で遊ばなかった」

  • 武川玲子●文 text by Takekawa Reiko
  • photo by Getty Images

 今季、野村敏京(のむら・はるきょう/23歳)が好調だ。

 2月にオーストラリア女子オープンで米女子ツアー初勝利を挙げると、4月にはサンフランシスコ郊外で開催されたスインギングスカートクラシックでツアー2勝目を飾った。現在(6月4日時点)、米女子ツアー賞金ランキング3位。世界ランキングは24位と、一躍日本勢トップに躍り出て、8月のリオ五輪出場もほぼ確定的となった。

今季早くも2勝を挙げて躍進著しい野村敏京 日本人の父と韓国人の母を持つ野村は、神奈川県横浜市で生まれて幼少期を過ごした。その後、韓国・ソウルに移住。10歳のときにゴルフをはじめ、アマチュア時代は日本のアマチュア大会や女子プロツアーにも積極的に参戦し、数々の輝かしい実績を残してきた。

 そして2011年、野村は米ツアーに参戦する。その前年に韓国の高校を卒業すると、すぐに予選会に挑戦し出場権を獲得した。

 当時は、飛距離を武器にしたパワーヒッターで、小技に関してはやや粗削りな部分があるように見えた。結果、シード権を失って、2012年、2013年シーズンは日本ツアーで戦ってきた。それでも、再び米ツアーに挑戦。2013年の予選会を通過して、2014年からメンバーに復帰した。

 そんな野村に、今季大きな飛躍を果たした要因を尋ねてみた。すると、第一にショートゲームの上達を挙げた。