ツアー3年目に挑む藤田光里「超えなければいけない壁がある」 (5ページ目)
それらの課題を克服すれば、2勝目の“壁”を乗り越えられるのか。藤田は、「さらに必要なことがある」と言って、こう続けた。
「悩まないこと、です。初優勝してから、特にショットで悩むことがすごく多かったですから。プロになるまでは、あまり悩んだことはなかったんですけどね。とにかく今年は、ワンショットごとに、納得しながら打てるようにしたい。それが、毎試合できればいいと考えています。そういったプレーを続けることができれば、優勝できなくても、上位争いには絡んでいけると思うんです。昨季の後半は、それができていないことがすごく悔しかったですから」
ツアー参戦1年目でシード権を獲得し、2年目で初優勝を飾った。ここまでの道のりは、若手プロとして十分に評価できるものだ。が、藤田はその結果に決して満足していない。人知れず、悔しい思いをしていることが多かった。
常に貪欲な姿勢を見せる藤田。3年目を迎える今季、より成長した彼女がこれまで以上にスポットライトを浴びて、女子ゴルフ界を一段と沸かせてくれるに違いない。
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