【木村和久連載】冬のゴルフの鉄則は「とにかく無理しちゃダメ」 (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 現場は、ティーグラウンドの前にある、あの小さな斜面ですよ。段差は30cmほどでしたが、冬の枯れ芝はよう滑るんですわ。「あれ~、なんか足がとられるぅ~」と思ったら、ギクッといった具合でした。

 捻挫をやらかしても、当日はまだ足が結構動くんです。それでも、泣く泣くオートマの車を運転して家に着く頃には、もう腫れ上がって風呂にも入れません……って、風呂は入っちゃダメでしょ。

冬のゴルフでは、思わぬ「事故」にくれぐれも注意してください冬のゴルフでは、思わぬ「事故」にくれぐれも注意してください そんなわけで、冬のゴルフの際は、寒くても必ずどちらかの手を出して歩いたほうがいいでしょう。そうしないと、思わぬことが起こりますので、ご注意を。

 冬は、いっそ「ゴルフはしない」という考えは、決して間違っていません。ですが、アマチュアの場合、春になっていきなり“現場復帰”しても、なかなかエンジンはかからないものです。ですから、ラウンドはしなくても、アイドリング程度のことはしておきましょう。

 理想は、月に2回ぐらいは練習場に行くことですね。最近の練習場は、各打席にヒーターがついていたりしますから、寒くないですよ。

 私の個人的な考えですが、冬場のゴルフ練習場は、フィットネスクラブの代わり、と考えています。内容よりも体を動かすことが大事。そう考えると、気が楽です。フィットネスクラブへ行くのとは違って、着替えもないし、正味1時間もかからないし、便利このうえありません。

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