2016年の初戦に挑んだ石川遼「昨年の自分とはぜんぜん違う」

  • 武川玲子●協力 cooperation by Takekawa Reiko text by Sportiva
  • 益田佑一●撮影 photo by Masuda Yuichi

 2015-2016年米ツアーのソニーオープン(1月14日~17日)がハワイのワイアラエCCで開催された。日本人選手は、米ツアーを主戦場とする石川遼(24歳)、岩田寛(34歳)に加えて、日本ツアー組から武藤俊憲(37歳)、谷原秀人(37歳)、宮里優作(35歳)、片岡大育(27歳)、小平智(26歳)と、計7名が参戦。そのうち、谷原、宮里、片岡がファイナルラウンドまで駒を進め、通算10アンダー、33位タイという成績を残した片岡が、日本人最上位でフィニッシュした。続いて、宮里が通算4アンダーの70位タイ、谷原は通算3アンダーで73位だった。

 年明け初戦を迎えた注目の石川は、ソニーオープン3度目の出場で初めて予選通過を果たしたが、3日目にスコアを崩して、前日の66位タイ(3アンダー)から84位タイ(イーブンパー)に後退。米ツアーの規定()により、最終ラウンドに進むことはできず、3日間のプレーで大会を終えた。
※米ツアーでは予選通過者が79名以上だった場合、第3ラウンド終了後に上位70位タイまでに入れなかった選手はカットされ、ファイナルラウンドには進めない。

年が明けて、改めて米ツアーでの活躍を誓う石川遼年が明けて、改めて米ツアーでの活躍を誓う石川遼 昨年末、日本ツアーの最終戦となる日本シリーズJTカップ(2015年12月3日~6日/東京都)を制して、国内メジャータイトルを初めて獲得した石川。2015年を最高の形で締めくくっていただけに、2016年も好スタートが期待されたが、決して相性がいいとは言えないコースに苦しめられた。大会前日、「そんなに絶好調じゃない。ショットそのものが、です」と語っていたとおり、ショットの乱れからスコアを大きく伸ばすことができなかった。

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