【木村和久連載】アマならOK。オジさんを救う高反発ゴルフギア (2ページ目)
そもそも、地方の小さな工房などで造っている「地クラブ」などでは、以前から高反発クラブを販売していました。ところが今年になって、大手メーカーのPRGR(プロギア)から、『スーパー・エッグ』なる高反発ドライバーが発売されたのです。それについては各ゴルフ団体も、最近はゴルフの多様性を認め、「そういうクラブがあってもいいんじゃない」的な解釈をしていて、おおむね好意的に受け入れているようです。
それで、実際のところ『スーパー・エッグ』はどれだけ飛ぶのかというと、反発係数の規制は0.83以下ですが、『スーパー・エッグ』は0.85以上と言われています。これは簡単に言うと、ボールに対して1の力で当てるときの反発具合を数値で表したものですが、細かいことはよくわかりません。
ともあれ、知り合いのゴルフ関係者から話を聞くと、「確かに飛ぶ」と言っていました。メーカーの理論値では、平均飛距離200ヤードの人は、『スーパー・エッグ』で打てば、225ヤードぐらい飛ぶ計算になっています。アマチュアが実際に打つと、ミスも多発するので、まあ10ヤードぐらいの飛距離アップかな、と思いますけど、それでも十分ですよね。
特徴としては、シニア向けゆえ、シャフトが柔らかめだとか。そこら辺は今後、自分で調整するといいかもしれません。
一方、高反発ボールですが、これはワークスゴルフというメーカーから『飛匠 レッドラベル 極』という名前で販売されています。小売価格は、1ダース3980円(税別)となっていて、高級ボールに比べてお手頃な値段なのがうれしいです。
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