【木村和久連載】日・米・英の「ゴルフ文化」を比較して想うこと (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 井上誠一は、1960年代に欧米にゴルフ場の視察旅行に出掛けています。その旅の途中、アメリカのパイン・バレーGC(ニュージャージー州)で見つけたのが、ビーチバンカーでした。

 パイン・バレーGCは、長らく世界第1位の称号を持っていた、世界的に有名なコースです。そのコースのアイデアを拝借して、似たようなコースを鶴舞CCに造ってみた――なんか、ロマンがありますよね。

 出版世界において、ゴルフに関する作品は漫画が多いです。小説、エッセイの類もありますけど、誰もが知っている作品は少ないです。唯一と言っていいかもしれないのが、作家・夏坂健さん(1936年、神奈川県横浜市生まれ)の作品集。英国のゴルフの文献を翻訳して、奥深くも、面白いお話をたくさん紹介してくれました。

 とはいえ、日本にはゴルフの文化的作品は少なく、「がんばれ、ゴルフ出版界!」と言ったところでしょうか。

 やはり、日本のゴルフ文化を外国人に見せるなら、富士山近辺のコースに連れていくこと。それが、一番わかりやすくて、よろしいかなと。“書より証拠”って、感じでしょうかね。

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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