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【木村和久連載】解決策はあるか? ゴルフ業界の「2015年問題」 (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

若い人たちにゴルフをやってもらうには、ポロシャツの裾出しくらいは許してもいいと思うんですが……。若い人たちにゴルフをやってもらうには、ポロシャツの裾出しくらいは許してもいいと思うんですが……。 もとより、ビジターの言い分は違っています。「メンバーだけじゃ経営が成り立たないゴルフ場に、高いビジターフィーを払ってプレイしに来ているんだから、ビジターこそが本来のお客さまでしょ。会員制とか関係ないから、こっちはパブリックゴルフ場の感覚でプレイします。もちろん、ポロシャツの裾は出しますから、よろしく」てなものです。

 日本の会員制コースは、一部の名門コースを除いて、ほとんどが“セミパブリック化”しています。なのに、メンバーコースのルールを押しつけている。だから、窮屈で仕方がない。だから、若い人はゴルフをやりたがらない。

 メンバーコースの経営を支えているのは、ビジターでしょ。だったら、もう少しのびのびとプレイさせてほしいものですよね。

 というわけで、「2015年問題」の解決の糸口は、“ゴルフ大衆化”に向けて、どのようなルールやマナーを作成するか――そこがカギだと思うんですが、いかがでしょう。


木村和久(きむら・かずひさ)

1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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