J・スピースが明言。松山英樹のメジャー制覇の「現実味」 (3ページ目)
さらに、松山は今季、メジャー制覇への意欲が一段と高まっている。彼の気持ちに火をつけたのが、前述した2学年下のJ・スピースだ。アマチュア時代から同じ舞台でしのぎを削ってきたライバルで、昨年の日本ツアー、ダンロップフェニックス(2014年11月20日~23日/宮崎県)では、ふたりで熾烈な優勝争いを展開。J・スピースより1打上回った松山が大会を制した。また、昨年、一昨年の全米オープンでも同じ組でラウンドし、常に切磋琢磨し合ってきた。
そんなJ・スピースが、今年のマスターズで初のメジャータイトルを手にした。それが、松山の“ライバル心”を一層かきたて、松山自身に大きな自信をもたらした。
「ジョーダン(・スピース)ができることなら、僕もできる、という思いはあります。負けられないって、気持ちもありますし。そこで、どういうプレイをしたら勝てるようになるのか、僕自身は考えてやらなければいけない。やっぱり(J・スピースには)勝ちたいと思っていますから」
一方、J・スピースも松山のことは常に気にかけているようだ。全米オープンを前にした会見でも、松山について触れている。
「私は、英樹をとてもリスペクトしているし、今週(全米オープン)は英樹にも優勝のチャンスがあると思う。昨年のザ・メモリアルトーナメント(2014年5月29日~6月1日/オハイオ州)での優勝もそうだけど、それらの結果が、彼が大きな大会で勝つ可能性があることを示していると思う」
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