【木村和久連載】クラブ本数は、14本でなくてもいいんじゃない!? (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 つまり、通常140ヤードくらいの距離を7番アイアンで打っていたとしましょう。そうすると、130ヤードは8番アイアンで打つところですが、8番アイアンは持ってきていないので、7番アイアンで軽めのショットを打つことになります。これが、いい練習になるんです。

 アイアンって、不思議なもので、自分の最大飛距離を出そうと思って打つと、結構ミスが出ます。でも、前述の例えで言えば、130ヤードを7番アイアンで打つほうが、140ヤードを打つときよりも、ミスが少なくなります。そんなこともわかったりして、楽しくゴルフができるんです。

 また、ドライバーでミスをして距離のある2打目が残っていたり、あるいは狭いホールでティーショットを打ったりするときは、スプーンを持ってきていないから、ユーティリティーで刻むことになります。ユーティリティーでは、せいぜい180ヤードくらいしか飛ばないので、かなり刻んだ感覚になりますが、そのほうがミスしなかったりします。そのうえ、寄せワンでパーをとれたりするから、なんだかなぁ~って思っちゃうんですよね。

 アプローチは、とにかく今日は"これで"という1本を決めたほうがいいです。それしか使わないから、すごくうまくなったりします。ほんと、いい練習になります。

 ちなみに、私の少ないクラブでラウンドしたときの記録は、鶴舞カントリー倶楽部(千葉県)で「クラブ5本のみ競技」に参加したときの、ハーフ「39」です。これには、本人もびっくり。たぶん、貧乏性なんでしょうね。

 で、話は180度変わりまして、通常のラウンドで何本クラブを持っていくか。私は、だいたい15本です。

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