2015.02.18

【ゴルフ】藤田光里が語る「人生初の挫折と2年目の覚悟」

  • 金明昱●文 text by Kim Myung-Wook
  • 小内慎司●撮影 photo by Kouchi Shinji

 アマチュア時代に北海道女子アマ5連覇を達成した藤田光里(20歳)は、2013年夏のプロテストで一発合格を決めると、その年のファイナルQT()で1位通過。直後のLPGA新人戦加賀電子カップ(12月12日~13日/千葉県)も優勝し、昨季(2014年)ツアーでは「大物ルーキー」と称されて、若手選手の中ではひと際高い注目を浴びていた。
※クォリファイングトーナメント。ファースト、セカンド、サード、ファイナルという順に行なわれる、ツアーの出場資格を得るためのトーナメント。ファイナルQTで40位前後の成績を収めれば、翌年ツアーの大半は出場できる。

今季、ツアー初優勝を狙う藤田光里。 実際、藤田は実質的なプロ初年度から素晴らしい戦いを披露した。期待されたツアー優勝こそ果たせなかったものの、何度となく上位争いに加わって、賞金ランキング38位と、今季(2015年)のシード権を獲得。ルーキーイヤーとしては、上々の結果を残した。が、藤田自身は、その成績に納得していなかった。昨季の戦いをこう振り返る。

「周囲の期待が大きくて、そのプレッシャーもあってか、(開幕から)自分のゴルフができない状態が続いていました。練習も集中してできなくて、本来のプレイができるまで、かなりの時間を要しました。さらに、ツアーにも慣れて、自分のリズムがつかめ始めた頃、急にショットが乱れてしまって……。8月のmeijiカップ(8月8日~10日/北海道)以降です。その際は、スタンスの取り方やクラブの握り方まで悩むほどでした。そこからは訳がわからなくなって、後半戦は完全に調子が狂ってしまいましたね」