2014.09.26

【ゴルフ】宮里藍の生命線を奪った「嫌な感触」

  • 武川玲子●文 text by Takekawa Reiko
  • photo by Getty Images

 米ツアー参戦9年目となる宮里藍。もしかすると、今季の戦いは早々に終わってしまったかもしれない。

パッティングの不調にずっと苦しんできた宮里藍。 先に行なわれたヨコハマタイヤ・クラシック(9月18日~21日/アラバマ州)では、久しぶりに好調だった。2日目を終えて通算4アンダーの16位タイ。3日目にもふたつスコアを伸ばして、12位タイと順位を上げた。宮里自身、「上位というより、優勝争いに加わっていきたい」と意気込んでいた。が、最終日は今季の宮里を象徴するかのように、グリーン上で苦戦。結局、スコアを伸ばすことができずに通算6アンダー、27位タイに終わった。

 結果、大会終了時点の今季賞金ランキングは、83位にとどまった。この順位は、10月以降、舞台をアジアに移す米ツアー(計6戦)には出場できないことを意味する。各大会の出場者数が開催国のツアー選手(15~35名)を含めて、トータル70~80名と少なくなるからだ(賞金ランク上位選手の中から数多くの棄権者が出れば、出場の可能性はあるが……)。さらに、今後試合に出られない宮里は、CMEポイント上位72名が参加できる(宮里は81位)、今季最終戦のCMEグループ・ツアー選手権(11月20日~23日/フロリダ州)出場もほぼ絶望的。したがって、冒頭に記したとおり、米ツアーにおける宮里の今シーズンは、このまま終わる可能性が高い。

 宮里もその点を理解してか、ヨコハマタイヤ・クラシックを終えて、こう語った。

「なかなか苦しい1年だったと思う。シーズンを通して、思いのほか、パッティングに苦しんでしまった。予定としては、もっと早い段階で自分のパットができるようになると思っていた。でも、やっぱりゴルフはなかなか簡単ではないですね」