2014.08.14

【ゴルフ】堀奈津佳が苦悩の果てに見つけた「大事なモノ」

  • 金明昱●文 text by Kim Myung-Wook
  • 小内慎司●撮影 photo by Kouchi Shinji

 昨シーズン、ツアー2勝を挙げて一気にブレイクした堀奈津佳(22歳)。しかし今季は、序盤戦から予選落ちが続くなど、思うような結果を出せていない。その現状に、彼女自身、苛立ちを隠せないでいた。

「昨季の終盤戦から今季の初めにかけて、スコアも、気持ちの面でも、本当にうまくいかなくて……。すべて、自分が悪いんですけれどね」

徐々に調子を取り戻しつつある堀奈津佳。 ナショナルチームのメンバーとしてアマチュア時代から活躍していた堀は、2011年のプロテスト(2位)で一発合格。その年のファイナルQT(※)は68位で、翌2012年シーズンのツアー出場数は限られたものの(20試合出場、賞金ランク72位)、同年のファイナルQTを35位でフィニッシュ。2013年シーズンはツアーフル参戦を果たした。

※クォリファイングトーナメント。ファースト、セカンド、サード、ファイナルという順に行なわれる、ツアーの出場資格を得るためのトーナメント。ファイナルQTで40位前後の成績を収めれば、翌年ツアーの大半は出場できる。

 そして、3月のアクサレディス(3月29日~31日/宮崎県)で悲願のツアー初優勝を果たすと、6月のアース・モンダミンカップ(6月27日~30日/千葉県)で早くも2勝目を飾った。特にアース・モンダミンカップでは、2位に8打差をつけて、通算21アンダーをマーク。4日間トーナメントの最少ストロークを記録し、周囲の度肝を抜いた。

 そんなキレのあるゴルフだけでなく、所属するサマンサタバサのキュートなウェアをさっそうと着こなして、多くのファンを魅了。実力と人気を兼ね備えた女子ゴルフ界期待の若手プレイヤーとして、一気に躍動した。