【ゴルフ】全英オープン、青木功も世界も認めた松山英樹の「本気度」
日本時間7月18日の午後、第142回全英オープンが開幕する。
今年の開催コースは、2002年以来11年ぶりとなるスコットランドのミュアフィールド(7192ヤード、パー71)。全英オープンが行なわれるのは16度目で、過去にゲーリー・プレーヤー、ジャック・ニクラウス、トム・ワトソン、アーニー・エルスなど、数々の名プレーヤーがここで栄冠を手にしてきた。
さらに、1980年には青木功が「63」をマークし、全英オープンの最小スコア(タイ記録)として歴史に名を刻んだコースであり、2002年には丸山茂樹が最終日まで優勝争いを展開。首位とわずか1打差の5位と、メジャー制覇へあと一歩に迫った舞台でもあり、日本人には相性のいいコースだ。
現地時間7月18日(~21日まで)に開幕する全英オープンの公式会見に呼ばれた松山英樹。
そして今回、その舞台で注目されるのは、6月の全米オープンで日本人史上初となる初出場でのトップ10入りを果たした"怪物ルーキー"松山英樹だ。
前週の木曜日(7月11日)、早めにイギリス入りした松山は、ゴルファー憧れの地である、あのセントアンドリュース(スコットランド)で調整したあと、土曜日(7月13日)からミュアフィールドで練習ラウンドを敢行。リンクスコース特有の海から吹く強い風に対応するショットや、小さく深いバンカーからのシュットを、何度も何度も繰り返し練習し、確認していた。その表情からは、頻繁に笑顔が漏れ、とにかく楽しそうに見えた。
「決して難しいコースが好きなわけではないんですけど、こういうところに来るとかなり頭を使いますし、自分がレベルアップできそうな気がして、すごく楽しいんです。毎週、毎週、違うコースでやって、自然にレベルアップできているなっていう感じです」
そんな松山の練習ラウンドを見守っていた青木功プロは、松山の成長の速さに感服していた。そして、その要因は「彼の練習に対する姿勢にある」として、こう語った。
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