【今日は何の日?】青木功がハワイアンオープン優勝

  • スポルティーバ●文 text by Sportiva
  • photo by 産経新聞/Getty Images

1989年にはオーストラリアツアーの『コカ・コーラクラシック』を制した青木。日米欧豪の4ツアーで優勝という快挙も達成している。1989年にはオーストラリアツアーの『コカ・コーラクラシック』を制した青木。日米欧豪の4ツアーで優勝という快挙も達成している。【1983年2月13日】
奇跡のイーグルで劇的な逆転勝利

 1964年にプロ入りした青木功。1971年に『関東プロ』でツアー初優勝を飾ると、1976年には賞金王を獲得。以来、日本のトッププレイヤーとして君臨すると同時に、海外でも目覚しい活躍を見せた。

 1978年にイギリスで開催された『ワールドマッチプレー』で優勝し、1980年には『全米オープン』で帝王ジャック・ニクラウスと歴史に残る死闘を演じて2位に輝いた。そして、1981年に米ツアーのライセンスを取得し、1983年、『ハワイアンオープン』で日本人初の米ツアー制覇を果たした。

 最終日最終組の青木は、首位タイでパー5の18番ホールを迎えたが、その前の組でジャック・レナーがバーディーを奪って単独トップでホールアウト。レナーは笑顔でスコアカードを記入していた。奇跡が起こったのは、その直後だった。青木が左ラフから残り117ヤードの第3打を放つと、ボールはそのままカップイン。劇的なイーグルで、青木が逆転優勝を飾ったのだ。

 当時、その奇跡の勝利に日本中が熱狂した。歓喜する青木の姿も印象的だったが、何度も画面に映し出された呆然とするレナーの表情が、記憶に残っている人も多いという。

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