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【プレミアリーグ】クリスマスで首位のチームは過去33季で17度の優勝 アーセナルが「3度目の正直」なるか

  • 文●ジョン・ブルーウィン text by John Brewin 翻訳・構成●井川洋一 translation by Yoichi Igawa

 今季がアーセナルのシーズンにならなければ、いったいいつになるというのか──。

 ミケル・アルテタ監督が統率するガナーズは4シーズン連続で、プレミアリーグのタイトル争いを演じている。最後に優勝したのは2003-04シーズン。アーセン・ベンゲルが指揮を執り、ティエリ・アンリが得点王に輝き、無敗優勝を飾って"The invincibles"(無敵のチーム)と呼ばれた頃だ。過去3シーズン、そこから19年ぶり、20年ぶり、21年ぶりの栄冠を追い、時には届きかけたこともあったが、最終的にすべて2位に終わっている。

イングランド代表MFデクラン・ライス(右)の出来も、アーセナルの悲願達成を占う上で重要なポイントになる。日本時間27日土曜日深夜にブライトン戦、三笘薫の出番はあるか。photo by David Price / Arsenal FC via Getty Imagesイングランド代表MFデクラン・ライス(右)の出来も、アーセナルの悲願達成を占う上で重要なポイントになる。日本時間27日土曜日深夜にブライトン戦、三笘薫の出番はあるか。photo by David Price / Arsenal FC via Getty Images

 毎回、ファンの期待は落胆に変わるが、新シーズンには再び楽観的な展望が開ける。実際、近年のプレミアリーグで最も高く安定した成績を残しているのも事実だ。

 今季も序盤戦からポジティブな状況が続いた。昨季王者リバプールがスクアッドを大きく入れ替えたことで不振に陥り、マンチェスター・シティはジョゼップ・グアルディオラ監督のもとで再建の途上にある。この2大ライバルの不調もあって、アーセナルは7節終了時から首位の座を守っている。

 ただし似たようなシチュエーションは、2022-23、2023-24シーズンにもあった。だがどちらも結果的に、シティに追い抜かれてしまった。アルテタ監督はシティでアシスタントとして補佐していた恩師グアルディオラを、まだ超えることができていない。

 それでも──。いよいよ、機は熟したのではないか。

 現在43歳のバスク地方出身のスペイン人指揮官、アルテタはアーセナルで7シーズン目を迎え、着実に強化してきたチームをさらに充実させている。2025年夏にも2億5000万ポンド(約526億円)を投じて豪華な新戦力を獲得し、近年の巨額投資は続いた。

 今年3月には、2024年11月にエドゥがクラブを離れてから不在だったスポーツ・ディレクターに、アンドレア・ベルタが就任。アトレティコ・マドリーで名声を築いたこのイタリア人は、すぐさま噂通りの手腕を発揮し、リバプールに狙われていたマルティン・スビメンディ、トッテナム・ホットスパーが食指を動かしていたエベレチ・エゼ、複数のクラブが熱を上げていたヴィクトル・ギョケレスを獲得し、すでに煌びやかな才能が揃っていたチームをさらに強化した。

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