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【欧州サッカー】「戦術はロナウド」 怪物ストライカーにイブラヒモビッチもベンゼマも憧れた (4ページ目)

  • 粕谷秀樹●取材・文 text by Kasuya Hideki

【世界最強にして最高のFW】

 ただ、全盛期のロナウドを知る者は、「彼こそが本物のストライカー」と断言する者も少なくはない。たしかに運動量は多くない。守備の約束事にも無関心だった。とはいえ、「その分、点を取ればいいんだろっ!」とばかりにゴールを決めていた。

 ヘディングで、右足で、左足で、時に強烈に、時にテクニカルに、彼のパフォーマンスはまさしく「9番タイプのストライカー」だった。

 ズラタン・イブラヒモビッチとカリム・ベンゼマは、憧れの選手としてロナウドの名を挙げている。名将モウリーニョは「私が知るかぎり、世界最強にして最高のストライカー」と絶賛した。

 ロナウドがキャリアを閉じたあと、9番タイプは消えつつある。今のブラジル代表には得点源として頼れる選手がいない。守備意識に優れたセンターフォワード? 評価の基準が間違っていないか。

著者プロフィール

  • 粕谷秀樹

    粕谷秀樹 (かすや・ひでき)

    1958年、東京・下北沢生まれ。出版社勤務を経て、2001年、フリーランスに転身。プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、海外サッカー情報番組のコメンテイターを務めるとともに、コラム、エッセイも執筆。著書に『プレミアリーグ観戦レシピ』(東邦出版)、責任編集では「サッカーのある街」(ベースボールマガジン社)など多数。

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