今年のバロンドールを予想 デンベレ、エムバペ、ヤマル...サッカー界のスーパースターランキング (2ページ目)
【ヤマルが残したインパクトは強烈】
中山 淳(サッカージャーナリスト)
<バロンドール候補>
ウスマン・デンベレ(パリ・サンジェルマン)
ヴィティーニャ(パリ・サンジェルマン)
キリアン・エムバペ(レアル・マドリード)
ラミン・ヤマル(バルセロナ)
ラフィーニャ(バルセロナ)
今年のバロンドール候補の筆頭株は、CL優勝の立役者となったフランス代表のウスマン・デンベレだろう。
2024-25シーズンのデンベレは、PSGでキャリアハイの公式戦37ゴールをマークし、特にシーズン後半戦からストライカーとして覚醒。これまではウインガーとして主にチャンスメイク役を担ってきたなか、ゼロトップとして自身のプレースタイルの大転換に成功したことがキャリアの分岐点となった印象だ。
もちろん、その背景にはキリアン・エムバペのレアル・マドリード移籍が大きく影響したことは間違いないが、それ以上に、自身も肉体改造に取り組むなどピッチ外での努力を続けた結果、ケガが減ったこともハイパフォーマンスの維持につながった。
CL以外に手にしたタイトルも多く、リーグ・アン、クープ・ドゥ・フランス、トロフェ・デ・シャンピオン(フランスのスーパーカップ)、そしてメイソン・グリーンウッド(マルセイユ)と並んでリーグ・アン得点王にも輝いた。今年のバロンドール最有力候補と見て間違いないだろう。
2番手以降は横一線と思われるが、タイトルという視点から見ると、PSGの司令塔ヴィティーニャが有力候補だ。クラブでは主軸としてCL初優勝に貢献。昨年のバロンドール受賞者がマンチェスター・シティのロドリだったことも追い風になる。加えて、ポルトガル代表としてUEFAネーションズリーグ優勝の立役者にもなったことも、大きなアドバンテージと言える。
個人タイトルという点では、2024-25シーズンのゴールデンシュー(ヨーロッパ得点王)を初受賞したキリアン・エムバペも有力だろう。リーグ戦31ゴールを記録してピチーチ賞(ラ・リーガ得点王)に輝くなど公式戦44ゴール(クラブワールドカップ含む)を記録。UEFAスーパーカップ、インターコンチネンタルカップ優勝にも貢献した。
ラ・リーガ、コパ・デル・レイ、スーペルコパ・デ・エスパーニャの三冠に貢献したバルセロナのラミン・ヤマルとラフィーニャも有力候補として挙げておきたい。
とりわけヤマルが残したインパクトは強烈で、個人的にはデンベレに次ぐ有力候補と見ている。仮に今年のバロンドールを逃したとしても、おそらく来年以降は毎年のように有力候補に挙がるはず。まだ18歳ではあるが、すでにそれほど突出した才能を持ったトップタレントだ。
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