サッカー日本代表のDFリーダーへ 町田浩樹がベルギーで得た成功体験と面構えの変化 (4ページ目)
【修羅場をくぐり抜けたDFリーダー】
そんなプロフィールは、町田にも当てはまる。サッカーのクオリティは文句なし。不撓不屈の精神も抜群。クラブ・ブルッヘ戦で相手シュートをゴールライン上でクリアした守備は、町田の選手としての資質と、あきらめない気持ちを同時に具現化したものだった。
ユニオンでの2季目(2022-23シーズン)を鼠径部の負傷でほぼ棒に振った町田は、3季目(2023−24シーズン)に飛躍の年を迎え、ベルギーカップ準決勝・決勝の大活躍でユニオンに110年ぶりの優勝をもたらした。
そして4季目の今シーズンは、パフォーマンスが安定せずに苦しんだものの、それを乗り越えて90年ぶりのリーグ優勝に貢献した。「苦しい時期もありましたが、こういう結果で報われてよかったです」。その言葉に実感がこもっていた。
修羅場をくぐり抜け、成功体験を得た者は強い。その自信が、今の町田のワイルドな顔に表われているのだろう。町田にとって今年初めての参加となる6月の日本代表シリーズは、DFリーダーのひとりとしてチームを引っ張る町田浩樹の姿が目に浮かぶ。
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著者プロフィール
中田 徹 (なかた・とおる)
スポーツライター。 神奈川県出身。オランダを拠点に、2002年よりサッカーを主に取材。オランダスポーツジャーナリストクラブ会員。
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