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【プレミアリーグ】三笘薫のマンチェスター・シティ戦 アタッカーとして存在感を発揮した3シーン (4ページ目)

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki

 ウイングが相手守備陣をズタズタに切り裂く姿は、スタンドに近い場所で起きるプレーなので観衆を沸かせる。スタジアムのムードはこれにより煽られる。三笘が目指すべきスタイルが、いま時流にあるウイング兼ストライカーだとすれば、バランス的に見たときウイングプレーに不満が残る。点が取れない日はウイングプレーで魅せる??となれば超一流だ。

 この日の結果、マンチェスター・シティ、ブライトンともに勝ち点1を積み上げたが、勝ち点44で9位だったニューカッスルがウエストハムに勝利し、勝ち点を47に伸ばし、ブライトンは同勝ち点ながら7位に後退した。残り9試合でどこまで順位を上げることができるか。見ものである。

著者プロフィール

  • 杉山茂樹

    杉山茂樹 (すぎやましげき)

    スポーツライター。静岡県出身。得意分野はサッカーでW杯取材は2022年カタール大会で11回連続。五輪も夏冬併せ9度取材。著書に『ドーハ以後』(文藝春秋)、『4-2-3-1』『バルサ対マンU』(光文社)、『3-4-3』(集英社)、『日本サッカー偏差値52』(じっぴコンパクト新書)、『「負け」に向き合う勇気』(星海社新書)、『監督図鑑』(廣済堂出版)、『36.4%のゴールはサイドから生まれる』(実業之日本社)など多数。

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