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プレミアリーグ屈指のクローザー・遠藤航はリバプールを離れるべき? オファー殺到は必至 (4ページ目)

  • 粕谷秀樹●取材・文 text by Kasuya Hideki

【ベッカムにもかつて不遇の時期があった】

 過去に多くの名選手がレギュラーポジションを奪われながら、黙々と汗を流して名声を取り戻した。

 2007年、レアル・マドリードで一時は干されたデビッド・ベッカムもそのひとりだ。彼は誰よりも早くトレーニング・グラウンドに姿を見せ、誰よりも長くひたすらボールを蹴り、フィジカル向上の鍛錬も続けた。

「考え方をあらためざるを得ない。ベッカムの努力には頭が下がる」

 当時、レアル・マドリードの監督を務めていたファビオ・カペッロは、ベッカムの名前をスタメンのリストに再び書き記したのである。

「私が間違っていた。やはりワタルは頼りになる」

 スロット監督の謝罪会見を楽しみにしようじゃないか。

著者プロフィール

  • 粕谷秀樹

    粕谷秀樹 (かすや・ひでき)

    1958年、東京・下北沢生まれ。出版社勤務を経て、2001年、フリーランスに転身。プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、海外サッカー情報番組のコメンテイターを務めるとともに、コラム、エッセイも執筆。著書に『プレミアリーグ観戦レシピ』(東邦出版)、責任編集では「サッカーのある街」(ベースボールマガジン社)など多数。

【写真】サッカー界の「ドラ1」選手たち2024バージョン

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