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三笘薫、キャリアハイと思わせるプレーでトッテナムを翻弄 逆転勝利の立役者に (3ページ目)

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki

 三笘をどう活かすか。10日(サウジアラビア戦)と15日(オーストラリア戦)に日本代表戦が迫っているなかでこのプレーを見せられると、三笘をどう配置すれば日本代表のマックス値は上がるかという問いに、答えは見えてくる。

 ウイングバックでは絶対にない。「いい守備からいい攻撃へ」が口癖の森保一日本代表監督だが、この試合で2-2とする同点弾のボール奪取&アシストプレーは、ウイングバックでは無理なのだ。森保ジャパンの三笘よりブライトンの三笘のほうが何倍も魅力的だ。今が旬。キャリアハイを迎えていると言っても過言ではない。

 ブライトンはこの勝利でプレミアの6位に上昇。来季のチャンピオンズリーグ出場圏内が見えてきた。

著者プロフィール

  • 杉山茂樹

    杉山茂樹 (すぎやましげき)

    スポーツライター。静岡県出身。得意分野はサッカーでW杯取材は2022年カタール大会で11回連続。五輪も夏冬併せ9度取材。著書に『ドーハ以後』(文藝春秋)、『4-2-3-1』『バルサ対マンU』(光文社)、『3-4-3』(集英社)、『日本サッカー偏差値52』(じっぴコンパクト新書)、『「負け」に向き合う勇気』(星海社新書)、『監督図鑑』(廣済堂出版)、『36.4%のゴールはサイドから生まれる』(実業之日本社)など多数。

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